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文化祭特別日曜礼拝
2024-11-05
11月3日(日) 午前10時
文化祭特別日曜礼拝が開催されました。


今年の文化祭特別日曜来日のオープンニングは、光源寺住職弟さんの始球式の映像でした。火事にあったシアトル別院復興企画として、お坊さんの姿でメジャーリーグの始球式にのぞみました。アメリカでは600枚の観戦チケットを売り切ることができれば、始球式の権利を得ることができるらしく、またその一部が還元される仕組みになっているそうです。おそらくお坊さんの姿でメジャーリーグのマウンドに立つのは前代未聞なのではないでしょうか。その姿に光源寺の門信徒からも拍手喝采が送られました。



 オープニング映像のあとは、「正信念仏偈」のお勤めです。本日の参拝者は約70名。光源寺住職の三番目のお嬢さんも赤い衣を着て出勤しました。住職さんは法話で、「会場から「どの作品が良かった?」聞かれたけどお寺の文化祭は一番2番を決める場所じゃない。童謡♪チューリップ♪の歌詞を借り、♪どの花みてもキレイだなぁ♪、と阿弥陀さんが願われた通りです」と話されました。
 


光源寺文化祭に花を添えるのが、光源寺のコーラス「シャンティ」。毎月2回行う練習成果の発表の場でもあります。今年の歌は「さんだんの歌」「長崎の鐘」「いのちの理由」アンコールでは「もみじ」を披露してくれました。



そして被爆79年となった今年の長崎市主催「平和祈念式典」で「平和の誓い」を読み上げた門徒の三瀬清一朗さんが、「平和講演」と題してご自身の被爆体験を話されました。三瀬さんは当時小学校5年、爆心地から3・6キロの矢の平の自宅で被爆されました。「戦争の一番の被害者は子ども達です。命のご縁があったからこそ、今日皆さんの前で話ができました。平和とは当たり前の生活ができることです。核兵器では決して平和は実現しない」と語られました。

この度の文化祭での三瀬さんの講演開催を聞きつけて駆けつけてきてくださったのが、浄土真宗本願寺派の仏教青年連盟。光源寺の住職さんもかつては長崎教区仏教青年連盟の委員長を務めていました。現在この仏教青年連盟の中央委員の委員長を務めているのが長崎教区の委員長さん。日曜礼拝にもよく参拝にこられています。「光源寺の活動を、そして三瀬さんの講演を全国の仲間と共有したい」との思いから、zoomを使った全国中継が行われました。講話の様子はインターネットで発信され、講話が終わると視聴した全国の関係者から質問が届いていました

 平和というものをお寺で考え、そしてその平和を味わうとても有意義は文化祭特別日曜礼拝となりました。


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