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活動報告

「産女の幽霊像」御開帳
2019-08-27

令和元年8月16日(金)
 光源寺に伝わる民話「産女の幽霊」。年に一度8月16日にその幽霊の木像・掛け軸が御開帳されます。今年も午前10時~午後4時まで御開帳が行われ、約700人の人々が幽霊像に手を合わせました。

 光源寺の民話の幽霊は「うらめしや~」というこわい幽霊ではありません。お腹を空かして泣いている我が子を思う一心で、幽霊の姿となり毎夜飴を買いに行ったというやさしい心を持つ幽霊のお話です。
 幽霊の木像は延享5年・約270年前に造られています。残念ながら両腕は原爆のときに壊れてしまったと言われています。だからこそ見るときは幽霊がどのような両手をしていたのか見る人が想像することができます。子どもを思う母親の幽霊です。ひょっとしたら両手で赤ちゃんを抱っこしている姿だったのかもしれませんね。
 
本堂を埋め尽くす子ども達。みんな民話の紙芝居を真剣にみています。親子の関係が問題となる現代社会だからこそ、この私の「いのち」はこれほど親に願われて生まれてきた「いのち」であるというこの民話の情の世界を大切にしていきたいものです。
 今年は生まれたばかりの赤ちゃんと一緒に来ましたという夫婦の方。そしてもうすぐ出産を控えたという夫婦の方がご開帳に参りにこられていました。「母親として、この幽霊のようにしっかりと子どもの愛情をかけて育てていきたい」と話されていました。
「十億に十億の母あれど 我が母に勝る母なし」
来年も八月十六日にご開帳を予定しています。
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