立教開宗800年・降誕会 特別日曜礼拝
2024-05-29
5月21日は宗祖親鸞聖人がお生まれになった日です。
光源寺では、5月26日(日)に特別日曜礼拝が勤修されました。
親鸞聖人がお生まれになったのは、1173年。今から851年前になります。時は平安時代末期。今年大河ドラマで放映されている紫式部が活躍した50年以上後になります。
貴族社会から武士社会への時代の転換期。おそらくこれまでの価値観がガラリを変わっていく時代だったのではないしょうか。その中で、変わらぬ仏のお慈悲に出会われたのが親鸞聖人でした。
午前10時、梵鐘が法要開始の合図です。小学校の運動会と重なってしまったため、子ども会が参加できませんでしたが、婦人会・巍々山会そして日曜礼拝の参拝者約70名が本堂に集いました。慶びの法要の時にしか着用しない緋色の衣で導師を勤めた住職さん。声高らかに正信念仏偈をお勤めしました。この正信念仏偈が記されている『顕浄土真實教行証文類』を親鸞聖人が書かれたのは52歳のとき。この年を浄土真宗が開かれた立教開宗の年と定めています。今年は立教開宗800年という節目の年にあたります。そこで光源寺では「立教開宗800年・降誕会特別日曜礼拝」を特別プログラムで勤修することになりました。
読経の後は、大型紙芝居を見ながら、親鸞聖人がお生まれになった時の話を聴聞し、お念仏が今・この場まで届いているご縁を深く喜ばせていただきました。
この降誕会に花を添えてくれたのが、光源寺のコーラスサークル「シャンティ」。メンバー20名がは月二回、光源寺の本堂で練習しています。この度は、「しんらんさま」「手のひらを太陽に」「ビリーブ」の3曲。素晴らしい歌声に、拍手と「モッテコーイ」の掛け声が。最年少のメンバー幼稚園の男の子もがんばってくれました。
11時からは特別ゲストの登場。長崎ではおなじみの「かわち屋」さん。この日は祝い餅つき芸を披露していただきました。
日本では古くから伝わる習慣・「祝い餅つき」。実は6年前の光源寺文化祭20周年の時に予定をしていました。そのときは残念ながらコロナウイルス感染拡大防止の為やむなく中止。その時のご縁を6年越しに結んでいただき、この度の特別日曜礼拝に足を運んでもらいました。
楽しく、賑やかなパフォーマンスで場が盛り上がってくると、いよいよ餅つきのスタート。当然最所の一打は光源寺住職さん。膝を痛めているので、踏ん張ることができずませんでしたが、なんとか大役を勤めました。その後は、子ども会・婦人会・巍々山会・シャンティ・総代会とそれぞれの代表者が杵を持って力いっぱい餅をつきました。最後に登場したのが光源寺の坊守さん。全集中の呼吸で仕上げの一打を打ち込みました。
突きあがったお餅は、アンコと黄な粉で化粧され、参拝者のお口の中へ。突き立てお餅はとっても美味しかったですよ。もちろん阿弥陀さま・親鸞さまへのお供えも忘れませんでした。
とてもいい集いになったこの日の日曜礼拝。毎週日曜日の礼拝にどうぞお参りください。